持続可能社会に相応しい人工物システムの在り方を構想し、地球環境、社会、経済の側面から人工物ライフサイクル、製品サービスシステムの設計方法論を体系化していきます。ベースになる学問は、設計工学、ライフサイクル工学、環境学です。
本研究室における最先端研究の基礎は、小林教授が執筆した「持続可能システムデザイン学」にまとめられています。
本書は著者の思想と視点によって関連する領域学術の統合を試みたものです。以下、出版社紹介文の引用です。
「持続可能な社会の実現は人類の最重要課題の一つである。国連の持続可能な開発目標(SDGs)に見られるように,世界中のあらゆるセクターで持続可能性が求められている。持続可能性は気候変動や資源開発のような環境問題の領域のみを指すわけではない。事実,貧困や格差,紛争などの社会問題も深刻化しており,世界は混迷を極めている。まさに環境的,社会的双方の持続可能性の同時実現が必要とされている。そして,それらには人工物の生産と消費が直接的,間接的に深く関わっている。
以上を背景に,本書は持続可能性とは何かという根幹の理解を踏まえた上で,複雑化する人工物システムのデザインとマネジメントに対する考え方,および体系化された具体的な方法論を提示する。内容は多岐に渡り学際的であることから,こうした内容を1冊にまとめた書籍はこれまでなかった。その意味で関係者必読の画期的な教科書である」
出版社ホームページ:
https://www.kyoritsu-pub.co.jp/bookdetail/9784320082243
初版正誤表